今日は、「子供のおもちゃや教材の音ってなんであんなに大きいのか!!」というママパパあるあるを取り上げたいと思います。そして、簡単なDIYで音を小さくする方法も紹介します。
結構同じようなこと思っている人多そうにゃ。
子供もおもちゃや教材のボリュームがうるさくて困る!!
昨今の幼児教育系の教材はほんといろいろなものがあり、よく考えられています。子供の興味を引いて自主的に取り組めるような工夫が満載で利用しているご家庭も多いのではないでしょうか。
ただ、1つだけ問題が。。。電子音が鳴るタイプの教材の「音がうるさい」のです。どんなにボリューム「小」にしても「小」じゃないのです。いろいろな教材やもっと「小」があってもよいと思う。おもちゃも然り。親としては子供が自主的に楽しんでいるのを応援してあげたい気持ちはあるものの、音がうるさいことで、ついつい「うるさいから今はやらないで!」みたいな対応になってしまうという声をよく聞きます。※もちろん部屋の大きさや人の感じ方によりますので「もっと小さい音量があってもいいのではないか?」という趣旨で書いていきますのであしからず。
例えば某有名教材の鉛筆削り。鉛筆を削ると光と音が出るのですが、正直「余計な機能つけてくれたな!!w」って感じでうるさいです。
どのくらいうるさいかというと、驚異の約70dB。
表現はいろいろあると思いますが、とある情報によれば、
・大声で1m以内で話す
・近めのセミの鳴き声
・高速走行中の自動車内
などと表現されているくらい、「うるさい」のです。
同じく某有名教材の時計の教材。教材としてはめちゃくちゃわかりやすくて、小さい子供でも進んで時計を覚えてくれるとっても優秀な教材だと思っています。が!しかし!しかし!「うるさい」のです。
こちらは70dBレベルではないですが、長時間連続的に使われるとそれなりに耳障りです。
次は教材ではないのですが、ガチャガチャで入っていたり100均に売っていたりする〇×クイズ用のおもちゃです。「ピンポーン」「ブブー」がなります。これも、普通の利用場面で使うにはある程度ボリュームが必要なのはわかりつつ、幼稚園児がこのアイテムを手にした瞬間、どこでもいつまでの押しまくります(笑)
ほんと、この製品が悪いわけではないのですが。
こちら、驚異の約80dBでして、
・間近の救急車のサイレン
・パチンコの店内
などと同等とされております。これが家中で永遠になり続くと親にとっては精神ダメージが蓄積されていきます(´;ω;`)
しかし、うるさいから使うの禁止!!はおかしいと思うわけです。
かといって、せっかく子供が楽しく遊んだり学んだりする機会を奪ってしまうのはいかがなものかと思ったり、子供からしたら理不尽な怒られ方、利用禁止措置に移ってしまうかなと思い、何とか解決できないかと思います。
そこで、今回は、少し回路に部品を加えることで音量を強制的に下げてしまうやり方を紹介したいと思います。
実際には、こんな部品を電子音の鳴るスピーカーに直接つなげます。これは、「可変抵抗」です。要は電気抵抗を調節できる「つまみ」です。これでスピーカーにかかる電圧が下がりボリュームが下がります。
どれを選べばいいのか悩むところですが、基準は2つあります。
①抵抗値・・・1kΩ、10kΩ、20 kΩ など
②抵抗特性カーブ・・・Aカーブ、Bカーブ、Cカーブ
ここでは、乾電池2,3本で動くおもちゃ程度が対象ということで10kΩ、音量調節なのでAカーブを選ぶのがよいでしょう。ちなみに、抵抗特性カーブとは
「ちょっと摘みを回しただけで大きく変化する」
「摘みを回した分だけ比例して変化する」
「たくさん摘みを回しても少ししか変化しない」
みたいな特性となります。音量の調節には、BカーブではなくAカーブが適切といわれていて、これは、スピーカーにかかる電圧と人間が感じる音の大きさが比例しないからみたいです。(2倍の電圧をかけると2倍大きく聞こえるわけではない)
ただ、Bカーブ(線形カーブ)の商品が多く、コスパもよいきがします。
魔改造方法
では実際に改造していきます。使う工具はこんな感じです。
完成イメージ
まず、完成イメージをお見せします。こんな感じになります。また、穴を開けることもあり、メーカー保証や交換などは受けられなくなると思いますのでそれでも良いと思っているものでお試しください。
可変抵抗に導線をはんだ付けする
導線がなかったので、古いLANケーブルを割いて、中から導線を抜き出します。
次に、可変抵抗に導線をはんだ付けします。素人なのでよくわかりませんが、ここを短絡させておいたほうが良いそうです。
次に、スピーカーの元からつないであった導線を片方はんだで溶かして切断し、間に挟み込みます。これだけ。
問題は、可変抵抗をもとのケース内に収納するか、外出しにするか。。。
ここを決める基準は2つあります。
①ボリュームを固定したいか、変えたいか
②可変抵抗素子がケースに収まるかどうか
例えばこの鉛筆削りの教材の場合は、ギリギリ収まりましたし、「鉛筆削り」なので、ボリュームは調節後未来永劫に小さめでいいので(笑)ケース内にしまい込みました。
一方で、どうしてもケースの中に入らない場合は、ケースを加工して摘みを外に出してあげないといけません。
失敗したので、ドラミちゃんでごまかします(笑)
「〇×スイッチ」のおもちゃははこんな感じ
まとめ
こんな感じで、音量を調整ができるだけで親のイライラも軽減されるのではないでしょうか。
「うるさいから禁止!」で子供から取り上げることは簡単ですが、おもちゃや教材そのものが悪いのではなく「音だけ」を問題にすることで、その問題をピンポイントで取り除いてあげて「教材「子供」「親」の三方良し(Win-Win-Win)に持っていく考え方です。まさに7つの習慣で学ぶ考え方ですね。
繰り返しますが、おもちゃが悪いわけではないのですが、もう少し音量の「小」を考え直してほしいと思う親御さんは多いのではないでしょうか。
おもちゃの音がうるさいだけで子供から取り上げてしまったという心当たりがある人はレッツチャレンジにゃ。特にパパさんのDIY力は人生を豊かにするにゃ。
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